詐欺師「稲垣圭一(いながきけいいち)」

生年月日 昭和39年(1964年)2月12日
イナサギ(稲垣圭一)

稲垣圭一詐欺事件の概要

【時事通信】  2006年2月14日

電話加入権でもうけ話=元NTT関連会社課長を逮捕 − 数億円を詐取か・愛知県警

 架空の電話加入権買い取りへの出資話で金をだまし取ったとして、愛知県警中署は2006年2月13日、
詐欺の疑いで同県春日井市大留町911、元エヌ・ティ・ティマーケティングアクト名古屋116センタ担当課長
稲垣圭一容疑者(1964年2月12日生、逮捕当時42歳)を逮捕した。

「当初は借金返済のためだったが、自転車操業状態になり、犯行を繰り返した」と供述しているという。

稲垣圭一容疑者は1998年ごろから2005年末までの間、同僚や部下ら30数人から総額数億円を
だまし取ったとみられ、同署は裏付けを進めている。 

調べによると、稲垣圭一容疑者は2005年6月中旬ごろ、同県岩倉市の男性(43)の勤務先に電話し、
「NTTが(ある地域の)電話加入権を買い取らなければならないが、会社ではできないので個人名義で
内密にやっている。 金を出せばもうかる」とうそを言い、自分の口座に500万円を振り込ませ、詐取した疑い。

稲垣圭一容疑者は同社の事業計画などを持ち出すなどして、特定の地域で電話加入権の買い取りが
必要になったと信じ込ませていた。
返済を強く求められた場合は、新たに詐取した金で返済していたという。

被害者が2005年12月、金の預かり証の名義人になっていたNTT関連会社取締役に問い合わせて発覚。

稲垣圭一容疑者は2006年1月20日に懲戒解雇された。


【共同通信】  2006年2月14日
◎NTTグループ元課長逮捕 同僚らから数億円詐取か

 愛知県警中署は2006年2月13日、同僚らに架空の電話加入権売買を持ち掛け、現金をだまし取ったとして
詐欺容疑で、エヌ・ティ・ティ・マーケティングアクト名古屋の元課長で無職、稲垣圭一容疑者(1964年2月12日生、
逮捕当時42歳)=同県春日井市大留町 911=を逮捕した。

同署は、稲垣圭一容疑者が、NTTグループが電話加入権をいったん社員名義で買い取った後に業者に転売し、
利益を加えた額を返還する計画があるとの話をでっち上げて出資金を募集、2005年末までの約7年間にわたり、
同僚ら30数人から計数億円をだまし取ったとみて裏付けを急いでいる。

調べでは、同容疑者は2005年6月から7月にかけ、同僚男性(43)=愛知県岩倉市=ら2人に「電話加入権
買い戻しの計画が極秘で組まれている」などと持ち掛け、自分の預金口座にそれぞれ現金500万円を振り込ませ
詐取した疑い。

同社によると、2005年11月ごろ、グループ会社の社員が同様の被害に遭い、問い合わせがあったことから発覚した。 

同社は社内調査の上、2006年1月20日に稲垣圭一容疑者を懲戒解雇した。



2006年(逮捕された年)同容疑者から届いた年賀状
稲垣圭一と詐欺一家

詐欺師 稲垣圭一

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